タナゴ釣りの必須エサ!練らない黄身練りの作り方
タナゴ釣りの特効エサといえば、やっぱり「黄身練り」ですね。
黄身練りの強みは数いる魚の中からタナゴを選んで釣れるところ。
グルテンを使うとクチボソばかり…というときでも、黄身練りを使うとタナゴばかりになることがよくあります。
黄身練りはクチボソよりもタナゴの方が速く反応するので、タナゴを選んで釣っているように見えるわけですね。
今回は簡単な黄身練りの作り方を紹介します。
当サイトの紹介する作り方は、何かの粉を加えたり練ったりする必要はなく、とてもシンプルです。
黄身練りの作り方
では黄身練りを作っていきましょう。
使用するのは「温泉卵」のみです。ほかの材料は一切いりません。
黄身(卵黄)が柔らかすぎると使えないので、黄身が少し固まるくらいの温泉卵を作ります。
目安としては黄身単体でハリにつけても、ダレてこないくらいがいいですね。
当サイトの管理人は、炊飯器で温泉卵を作っています。
冷蔵庫から出した卵を10分ほど常温で放置してから、炊飯器の温泉卵機能を使って作ります。
20分ほどで出来上がるので、すぐに割ってみると…
こんな感じになりました。
爪楊枝で薄皮を取ってみると、黄身がいい感じの硬めに仕上がっています。
多少見にくいですが、こんなふうに黄身だけで自立できるのがベストです。
このくらいの硬さがあれば、黄身単体でハリ付けしても落ちません。
黄身が柔らかすぎたら、ドライヤーで少しづつ温めてください。
温めると黄身が少しづつ硬くなっていくので、ちょうどよい硬さになるまで調節します。
温めるときは爪楊枝で黄身を動かしますが、このときに気泡が入らないように気をつけましょう。
硬さがいい感じになったら、薄皮や水分が混入しないよう注意しながらポンプに入れていきます。
黄身を入れ終わったら、空気を押し出しながら詰めて完成です。
最初は黄身の硬さ調節が難しいかもしれません。
卵の大きさなども影響するようなので失敗することもあり、ドライヤー調節までやることも多いです(笑)
黄身が硬すぎた場合はどうしようもないので、食べるしかないですね。
材料が黄身のみならタナゴ率が飛躍的に上がる!?
よく本や雑誌で紹介されている黄身練りの作り方は、黄身以外に何かしらの「粉」を入れる方法が多いです。
生卵の卵黄を粉で固めるイメージですね。
粉を入れて作った黄身練りでももちろん釣れますが、粉が入っている分ほかの魚の反応も上がってしまう印象があります。
しかし温泉卵で作った黄身練りは純粋な黄身だけなので、クチボソなどを反応させるリスクをグッと減らせます。
クチボソとタナゴが混在しているところにグルテンを打ち込んだら、まず間違いなくクチボソが釣れますよね?
クチボソの方がエサに対する反応スピードが速いので、タナゴを釣ろうと思ったらクチボソが反応しづらいエサを使うしかありません。
これが黄身オンリーのエサの強みだと言えるでしょう。
余談:もともとは市販の温泉卵を使っていた
ここからは余談です。
当サイトの管理人も今でこそ自作の黄身練りを使っていますが、もともとはコンビニやスーパーマーケットで販売されている温泉卵を使っていました。
おそらく2009年ごろだったかと記憶しています。
セブンイレブンで1個入りで85円(税込)の温泉卵が販売されていました。
その黄身の硬さがちょうどいいという情報を、通っていた釣り場の常連さんからいただいたのが始まりでした。
感謝してもしきれないですね。
当時はグルテンか粉入りの黄身練りを使っていたので、「黄身のみ黄身練り」の威力は相当なものでした。
その後セブンイレブンの温泉卵は廃盤になってしまい、ローソンやファミマ、スーパーマーケットなどの温泉卵を試しましたが…
大半は黄身が柔らかくて、そのままでは使えず。
柔らかくても家でポンプに詰めるならドライヤーが使えますが、釣り場で詰めるときは困るんですよね。
釣り場ではドライヤーが使えないので(笑)、柔らかかったらアウトです。
(柔らかい黄身に塩を混ぜて硬くする方法もありますが、黄身が透明になってしまうのが嫌でやっていません)
そんなわけで自作するようになりました。
どこかで硬さがちょうどいい温泉卵が売っているのを見つけたら、楽なのでそちらを使いたいですが(笑)
みなさんも黄身オンリーの黄身練り、使ってみてください。