タナゴ仕掛けのシモリの作り方
タナゴの仕掛け作り第2回目は「シモリ」の作り方です。
シモリは糸ウキとも呼ばれています。
タナゴ釣りでシモリはけっこう大事な役割を持っていますので、気に入ったものを使いたいですね。
ではさっそく作り方を解説していきます。
タナゴのシモリに使うものたち
まずは使う材料からです。
- 水鳥の羽根
- 蛍光塗料用アンダーコート
- 蛍光塗料
- 水性ウレタン
水鳥の羽根
とてきー工房ではシモリの核には水鳥の羽根を使っています。
シモリの核にはミシン糸を使う方法もありますが、少しでもシモリ自体を軽くしたいので羽根を使っています。
正直どちらを使っても、あまり関係はない気がしますが( ̄▽ ̄)
とてきー工房で使っているのは、冬に水辺に渡ってくるカモ(おそらくヒドリガモ)の羽根です。
抜けて岸に流れ着いているのを拾ってきています。
断面が丸くなっているものがいいですね。
アンダーコートと蛍光塗料
次に塗料系ですね。
アンダーコートは蛍光塗料の下塗り用です。
羽根に直に塗るよりも蛍光塗料の発色が良くなります。
蛍光塗料は全天候で視認性が良いレモンがおすすめですが、オレンジや白でもOKです。
オレンジは曇天時はやや視認性に不安があります。
色々な塗料を使った感じでは、赤系と緑系はあまりおすすめではありません。
赤系は水中では見づらいのと、緑系は木の下のポイントでは見づらく使いづらいです。
水性ウレタン
最後の水性ウレタンは上塗り用です。
2回塗るとシモリの自重は増えてしまいますが、きれいに丸くなるので見た目が良くなります。
1、羽根をカットする
では作っていきましょう。
まずは羽根の毛をむしってカットします。
とてきー工房ではシモリを丸くしているので、羽根は短くカットしています。
カットしたら見やすいところに並べておきましょう。
ちょっとした風で吹き飛ぶので注意。
2、カットした羽根に糸を通す
次に羽根の中心に細い針で穴をあけて糸を通します。
羽根の中心に穴を開けられれば、仕上がりもきれいになるので慎重にやります。
穴の大きさが多少大きくなっても、羽根に水分を含ませるとほぼ元に戻るので気にしなくてOKです。
3、下塗り用のアンダーコートを塗る
この工程、とても大事です。
羽根を核にする場合はミシン糸を核にするのと違って緩さを調節できないため、普通に作ったのでは簡単にスライドしてしまいます。
釣りをしていてシモリが動いてしまってはうっとうしいので、この工程である程度きつくしておく必要があるわけです。
塗料を塗るときは、つまようじの先を使っています。
一見ふつうに塗ったように見えますが…
アンダーコートを塗るときに少し糸にも余分に塗っておき、羽根をスライドさせて糸と羽根の間にアンダーコートを入れます。
この作業をやっておくだけで、だいぶスライドしづらくなるので必ずやっておきましょう。
4、蛍光塗料を塗る
アンダーコートが乾いたら蛍光塗料を塗ります。
5、水性ウレタンを塗る
最後に水性ウレタンを塗ります。
1回塗りでは丸くならないので、2回塗ってきれいな丸を作ります。
糸を回転させながら塗るときれいに塗れますよ。
ウレタンが乾けば完成です。
仕掛け巻きの作り方は別ページで紹介しています。
以上、シモリの作り方でした。
シモリの数は好きな数でいいと思いますが、あまり多すぎても水の抵抗を増やすだけなので、5〜7個ほどが目安でしょうか。